2 月 25th, 2009
My Day,Yesterdayに参加してみました
最近、「My Day,Yesterday」というFlickr上で開催されている遊びに参加しています。
これは、音楽やナレーションを一切つけてはいけないというルールはありますが、1日のダイジェストを90秒ぐらいに編集してFlickrにアップしようというものです。
ちょうど記録用にとFlip minoHDというiPhoneくらいの大きさの小型HDカメラを手に入れたこともあって、ここ4日遊んでみました。
先週今週は仕事でいろいろなところへお出かけしたのですが、撮影してる時間があまり取れなかったので、1日通して撮影していた2日間の映像をアップしてみました。
キメキメな映像の構成をきちんと考えたものではなく、ほんとに何も考えず即興で撮ってラフに編集してるだけなので、もうちょっとこうしたらいいのに的な発想も出てくるのですが、スピード重視で。
Flickr Video
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普通に日常を切り取っても面白くないので、私オリジナルのルールを毎回作っています。
初日は生活音で音楽が成り立つような映像(MAD映像的な)にしようと思ったんですが、映像の時系列を崩すのもどうかと思ってやめました。わざと音を出すのも違う気もしましたし・・・なので、初日は特にルールを設けず。
2日目は人力Uniqlock的な方向を目指して、時報をテーマに撮ってみました。
昼過ぎに起きて1日終わって寝るまでの間、時計の針がジャストを指したら撮影しています。そのときついでに117に電話をかけて音声を録音。最後のカットは嫌らしいですが、ああなるようにニコニコ動画の再生ポイントからエアコンとお部屋の電気を消すまでタイミングをすべて計算した上で撮影しています。
とまあ、カメラを持つと当然のことなのかもしれませんが、厳密には「私の日々」を撮影した映像ではなく、「私という人の日々を作為的 に作り出した映像」になってしまうわけです。でも映像作家さんにしてみれば、作為的に作り出された日々も日々のひとつなのかもしれません。
私日記と言われている映像作品のジャンルの中で、私の好きな作品がひとつあります。
前田真二郎監督の「日々”hibi” 13 full moons」。
「日々”hibi” 13 full moons」は月の運行をもとにしたルールに基づき、1年毎日ワンカット15秒撮影するという作品です。
そのカットは彼が勤め・住んでいる大垣での出来事、旅行先と思われる外国などさほど種類はないと思われますが、最初の数カットでこの映像が「作為的に作り込まれた映像」であることに気がつきました。
この映像の中のカットは「撮影する時間になったときに前田さん本人がいる場所で撮る」ということが基本ですが、「時間になったらどこの場所にいるか」「その場 所で何を撮るか」はまったくの自由。本人がおっしゃっていましたが「明日はどこへ行ってどう撮ろうかと考える」ことができるわけです。
もう少し考えると、タイトルが前田さんの「日々」であるにも関わらず「どこへ行ってどこで撮ろうか考える」ことができるために、厳密な意味では「日々を撮った映像」ではなく「前田真二郎という人間の日々を作為的に作り出した映像」であるとも言えると思います。
明らかに「作られた日々」であることが明確なカットを観るにつれ、どんどんこの作品の中で展開されている日常が、実はすべて非日常・・・「作られた日々」ではないかという疑惑を消すことができなくなりました。
撮影アイデアはすごく面白いなという感想は持ちましたが、映像そのものに関しては「作り込まれた感」が強い。
映像作品だし映像作家なんだから当然だろうという考えも持ちましたが、「日々」という言葉を前田さんがどう解釈しているのかが気になりました。
そして作品の中でひとつのカメラワークが浮き彫りになります。
それは、視姦プレイ。
前田さん本人だけではなく、登場している人物もそれを意識しているカットが多々あることを今書いていて思い出しました。
(それを象徴しているカットが2つあるのですが、その人物同士の関係が現実で本当の関係にあるのかは私には分かりません。カメラを意識しての演技であることも想像できてしまう)
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